2010年 2月 09日

「インヴィクタス~負けざる者たち」観てきました!

カテゴリー 未分類

封切られたばかりのインヴィクタス・負けざる者たちを観てきました。
クリント・イーストウッド監督の話題作、という事は勿論、モーガン・フリーマン
がネルソン・マンデラを演るというなら、こりゃ、観るしかないでしょう!

主役を演じたマット・デイモンも、凄いマッチョになって登場。真面目で思慮深い役を好演していました。

だけど、この映画のウリは、とにかく圧倒的なモーガン・フリーマンの存在感でしょうね。

もう既に役者という枠には収まらない器だ、と感服しました。

何か歴史上の人物を見ているような感じがしましたもん。


アパルトヘイトという人種隔離政策によって、世界中から非難を受けていた1995年当時の南アフリカが舞台。黒人たちは不潔極まりないバラックに住みサッカーに興じている。
他方、支配階級の白人たちは金網で隔離されたゲートシティに住んで、ラグビーに熱狂している。

ラグビー、という競技自体が、白人支配の象徴であって被差別階級の黒人たちの憎悪の的なんです。

その南アフリカでラグビーのワールドカップが開催されることになります。

メンバーの殆どが白人のラグビーチームを冷ややかに見ていた黒人たちも
強豪オーストラリアやサモア、そしてフランスまでも破るのを見て、次第に白人と共にナショナル・チームを熱狂的に応援していくようになります。

特に印象的だったのは、超人的な破壊力を持つニュー・ジーランド、別名
オール・ブラックスとの決勝戦の前夜のマット・デイモンと妻との会話です。

「明日の試合が心配なの?」
「いや、もうここまで来たら心配じゃない。戦うだけだ。
それよりも30年も地獄のような監獄にいた人間がなお、人を許す。
それはどんな事なんだろう、と考えていたんだ。」

とこんなことを話していました。

そしてマット・デイモンは、INVICTUS、屈しない魂、という詩に思いをはせます。

Invictus、ラテン語だそうです。英語で言うと、Invincibleになるのでしょうか。
「不屈の」「決してくじけない」という意味です。

「I am the master of my fate,
and the captain of my soul.」

僕は、しかし、この副題の、負けざる者たち、はちょっと誤訳じゃないかな、と思います。
「決して負けない」ことと「決してくじけない」ことは違います。
希望の底に、絶望の淵に、不幸のずんどこ、じゃねぇやぞんどこに何度も立たされた魂から発せられる言葉だからこそ、圧倒的な共感を呼ぶ。

マンデラは、30年の収監生活の中で、恐らく、不安や絶望に何度も打ちのめされそうになった事だと思います。
凄まじい差別の中で黒人に生まれた事は、もうその時点で、負けが自分の生活の全てのようについて回った事でしょうね。
彼の人生は、きっと負け続けの人生だった。

それでも決してその魂は絶望に屈することはなかった。
この映画はその事を教えてくれ、深く静かな感動を残してくれます。

「私の運命も、魂も私がコントロールしているのだ。」

僕も、この人生で学んだことは、決して人から、そして勿論自分からも、希望だけは奪ってはいけない、という事でした。この映画はそれを思い出させてくれました。

PS: 音楽もいいです。しびれるほど!
PPS: のじさん、あなたの言葉に深く感動しました。是非大切な人と観て下さい。

コメント(6)

コメント(6) “「インヴィクタス~負けざる者たち」観てきました!”

  1. 『パソ塾』取次学on 2010年2月12日 at 7:17 PM
    ちょっとみてみたくなりました。。。
    品川シネマでやってないかな・・・( ̄0 ̄)

    素敵な情報ありがとうございます!!
  2. のじみちよon 2010年2月14日 at 4:52 PM
    ありがとうございます。主人と見に行く約束をしました♪

    「私の運命も、魂も私がコントロールしているのだ。」
    、、このことは、最近出会った方々のおかげで、
    少し理解できるようになってきました。
    出会いって、大切ですね。

    また素敵な情報があったら教えてくださいね(^^)
  3. 廣田大on 2010年2月15日 at 8:22 PM
    30年!!?? 
    考えられませんね、、、
    こういった不屈の魂を持つ人間、、、

    ぜひパートナーと、見にいきたいですね。
    (4歳の男の子にはまだ早いか、、、)
  4. adminon 2010年2月15日 at 8:50 PM
    取次さん

     この映画は良かったよ。本当に。
    日々の暮らしの中で上手くいかない事は多いけれど、マンデラの
    苦難に比べれば、なんでもない事。

    それを再認識させてくれます。
    しかし、そんな英雄マンデラも、離れていった家族の事を指摘されると
    本当につらそうな顔をする。

    人間は一人では生きられない、そんなイーストウッド監督の気の利いた
    ギフトのような深い場面もあります。

    のじでんさん、

     うん、良かった!旦那さんと観に行く事にしましたか。
    感想を言い合うのが楽しみです。

    出会いの大切さ、僕もいまさらながらに噛みしめる日々です。

    でも、人間は往々にして失わないと分からないんですよね。

    大ちゃーん、おいでやす。

     そうでんな。4歳には、まだちょっと早いかもしれませんね。

    でもこの映画、語り継がれる映画だろうから、きっと10年後、15年後に
    家族で一緒に見る事が出来るかも。

    それまでは是非、大切なパートナーと。

    (30年監獄生活に耐えたマンデラが家族の離反には耐えられないほどの
    苦しみを抱く。本当に人間の強さともろさをえぐりだしていると思いました。)

    レジリ
  5. 深山聡子on 2010年2月16日 at 7:18 PM
    >私の運命も、魂も私がコントロールしているのだ。

    勇気が沸いてくる言葉ですね。

    自分がコントロールしているから、人や環境のせいにはできないんですね!

    ご紹介ありがとうございます。 映画もいつか家族で見たいです。
  6. adminon 2010年2月23日 at 11:46 AM
    深山さん、

    そうですよね。

    自分の運命は、人任せではないし、
    ましてや、人のせいにしてもしょうがない。

    取次さんもパウシュ教授の「最後の授業」
    を引いて言っていましたが、

    「人生は、

    自分に配られたカードで

    勝負するしかない」

    まさに真実ですよね!

    http://www.youtube.com/watch?v=nrFMRuB2lbA

コメントを残す

トップレジリエンシーとは理念お問い合わせブログ